まぁきっと,ほかのWinnyを使っている警察勤務者たちは,たったひとりヘマをやらかしたせいであしたからWinnyができなくなるぢゃないかよ! と怒ってると思うけどね。
quote:京都府警は,ひったくり事件の被害者ら11人分の個人情報を含む捜査関係記録がネットに流出したと発表した。流出したのは交番勤務の警官が,個人用パソコンに保存していた指名手配書など。winnyを使ってウイルスに感染し,流出した可能性がある。流出した情報の回収,削除の目処は立っていないと,府警幹部らは歯切れの悪いコメントを繰り返している。
いろんな秘匿すべき情報流出が相次いでいるが,そのなかでも最悪のものだろう。ひと言いうと,大爆笑。はっきりと説明されていない部分も多いので憶測も含むが,ほぼ,交番勤務の巡査が自分のパソコンでWinnyを使用,キンタマウイルス(過去記事)に感染,そのパソコンに置いてあった仕事の書類などが流出,という流れで間違いない。流出した捜査記録がダウンロードされた量である「被参照量」はほかと比べて断トツ増えており(pic),この世から消すなんてほぼ不可能。
なぜ大爆笑かと云うと,ただ単にいつもネットワークへの攻撃的な発言を繰り返してきた京都府警だから,なだけだ。京都府警にしても,先日個人情報を自らばらまいたACCSにしても,ほんとになんの自覚もない。京都府警もACCSも信頼に値しない組織であるということを,わたしたちはもう一度きちんと認識するべきだろう。「ファイル交換ネットワークに参加すること自体,摘発につながる」(ITmedia LifeStyleの記事)と述べているACCSは,きちんとこの巡査を摘発するべきだし,京都府警はこのような事態を招いて回避策をなにも提示できないということは,Winnyについてなんの誇れるような知識も持っておらず,「われわれはWinnyを解き明かした」(Impress INTERNET Watchの記事)などと述べていたのは,ただのはったり,口からでまかせ,ただの嘘だったことが証明されたと云いきれる。ACCSも警察も信じるに値しない。いまの社会を生きるには,まずそれを,わたしたち全員が自覚するべきなのだ。
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